やきものの成形法には、主に
「ひねり」「タタラ」「轆轤(ロクロ)」のほか
土を型に押し込んで作る押し型」
液状の土を型に流し込む「鋳込み」などがある。
それぞれに、違った風合いがある。


■タタラを作る(タタラとは板状にした土の事。角物や、板物など)
1.揉み終えた土を、必要分台に乗せる


2.ローラーで引き伸ばす


3.厚さが均一になった土を、四角や円など作る形にカットする。


4.タタラが出来上がる


■ひねり+タタラ
1.角に切ったタタラの上に、ひも状にした土を積み上げる


2.紐土を何層かに重ね、締めながら伸ばして成形する


3.表面を叩いて締める


4.細部を仕上げて完了(灰皿)


■轆轤(ろくろ)
「轆轤の名手」とされる名工があるように、轆轤挽きは基本の技法ながら、技の冴えも表れるところ。
回転す土に水気を含ませながら、思いの形を作っていく。
<壺の製作>
1.壺の製作。土を円筒状にする


2.内側から土を外へ押し広げ胴にふくらみを持たせてゆく


3.胴のサイズを計りながら、寸法を整える


<茶碗の製作>
1.取から成形へ


2.トンボ(寸法計り)を使って口径と深さを計り適才のサイズに


3.口作りも丹念に。表面をならし、茶碗の形を整える


4.高台を削り出して仕上げる


鋳込
1.石膏で予め作った型の中に泥水を流し込む


2.3時間ほど置くと土が固まる慎重に型を外す


3.口作りも丹念に。表面をならし、茶碗の形を整える